『時の毱』

 


雅(が)なかんざしで お洒落して

 

のどかに揺らぐ 時の毱

 

・雅(が)なかんざし:緑のユーカリに挿された、白いアナベルのこと

・アナベル:アジサイの一種

・時の毱(まり):そよ風でわずかに揺れるユーカリミルフィーユのたとえ

・ユーカリミルフィーユ:乾燥させたユーカリの葉をミルフィーユ層状にしたもの

・ユーカリの花言葉:追憶、記憶、再生、新生

 

  ↑画像:漂白したアナベルを、ミルフィーユ状のユーカリに挿したもの

 

【情景】

今回は、ユーカリミルフィーユと、アジサイのドライフラワーを見て筆を取りました。

感じたことをつらつらと書いていきます。

・アナベル

淀みなく漂白されたアナベルからは、どこか凛としていて、無為の簪(かんざし)のような洒落を感じました。

かんざしと言うと外の装いの印象が強くも聞こえますが、

この白いアナベルからは、意図的に着飾る様子もなく、ただ閑寂と佇んでいるかのような静けさが感じられました。

 

・ユーカリ

幾重にも重ねられたユーカリの葉からは、時間の流れやその複層性を感じました。

  上図:少しずつ色褪せていくユーカリの葉

その葉をよく見てみると、ところどころ色が褪せています。

更によく見ると、葉が一部茶色くなっており、そこから一抹の侘しさや無常さも感じられました。

そんなユーカリミルフィーユが、小さな風で、静かに揺らぐ様を見て詠んだ歌です。

 

ここまでご覧頂き、ありがとうございました。

↓以下のメルカリのリンクから、ドライフラワーの販売もしておりますので、もし宜しければご覧ください。

https://www.mercari.com/jp/u/773103851/
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ad
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク
ad
スポンサーリンク