『月の雫』

 

旅をしていた神様は、ある日、泣いている月を見つけました。

 

 

神様は、冷たい雫をすくいとり、瓶に水を入れ、丸い惑星へと出かけ、雨を降らせました。

 

すると、乾いた大地に緑が芽生え、のびのびと大きくなった緑の惑星ができました。

 

やがて、野を駆け回る動物が生まれ、叡智なる人間にも心が宿りました。

 

神様の願いが叶ったのか、人々は雨の恵みを喜び、慈雨と言うことばを生み、月の痛みを悟った人は月時雨という言葉を創りました。

 

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